高槻市内の物流会社駐車場で中1少女の遺体が見つかってから2週間余り、犯人が捕まり一緒にいた少年の遺体も発見されました。
少し前にも中学生の男の子がいじめを苦に自殺した事件があり、その少し前にも川崎市で複数の少年に殺された男子中学生の事件がありました。
まだ小学校を出たばかりの少年、少女が殺人にまで発展するような事件に巻き込まれる事態が後を絶ちません。
事件が起こった当初、有識者の方々が複数の未成年の犯罪だ、遺体に多数の切り傷跡があったのは、グループのリーダーに言われて他のメンバーがやむなく傷を付けたからだ、といったようなことをまことしやかにテレビ番組で話していました。
また、ネット上では犯人しか知り得ない情報をネットに流している者がいるだとか、被害者の身内の方を名指しで非難するとか
事件の解決にはまったく関係のない事柄でいろいろ盛り上がっていたようです。
そんな中、日曜日の朝放送している「ワイドナショー」でヒロミの言っていたこと。
夏休みで冒険心がわいて外泊しようとした子どもたち。
夜中ふらついている彼らを警察なりなんなりが見つけて補導する確率が、殺人鬼と出会ってしまう確率より少ないというのが信じられない、と。
わたしもそれはすごく感じました。
犯人はまったく被害者とは面識がなかったといいますし、それならなおさらです。
でも事件は映画や小説ではなくて、実際に起こったことなのです。
この事件、ただ犯人が憎いというだけで終わらすことはできない色々な問題をはらんだ事件だと思います。
たまたま事件が起きたのが夏休みであっただけで、夜友達とフラフラ遊びに出る中学生は普段からいると思うし、
昔なら門限とか言って家にしばりつける頑固オヤジ的なお父さんも少なからずいたものですが、
今はそんなふうに子どもをしばる大人は少ない。
なんだか子どもが”自由”過ぎる気がします。
子どもの身の安全を考えたとき、保護者や学校、地域を含め、もっと大人が規制をかけるべき部分があると思うのですが。。。